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2025/11/12

【kintone】フィールドコードを自動で生成するプロンプトを公開

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Note

スパプラでは、kintoneの各アプリをデータベースのように扱い、RDBに近い環境を構築する独自の開発手法を提供しています。

この手法で鍵となるのが「フィールドコード」の設定です。データベースのカラム名に相当する「name」「email」といった識別子を各項目に設定することで、プログラムから効率的にデータを扱えるようになります。

本記事では、統一された命名規則に従ったフィールドコードを自動生成する生成AIプロンプトを公開します。

フィールドコード自動生成のメリット

生成AIを活用してフィールドコードを自動生成することで、以下のメリットがあります。

作業時間の大幅短縮 100項目以上あるアプリでも、数分でフィールドコードを生成できます。手動で設定する場合と比較して、90%以上の時間削減が可能です。

命名規則の統一 プロジェクト全体で統一された命名規則を適用できます。

アプリの識別が容易 フィールドコードの末尾にアプリIDを付与することで、複数アプリ間のデータ連携時にどのアプリのフィールドか一目で判別できます。

可読性の向上 シンプルな英単語が使われるため、プログラミング初心者でも理解しやすいコードになります。

メンテナンス性の向上 統一された命名規則により、後からコードを見返した際の理解が容易になります。

プロンプトの公開

それでは、実際に使用しているプロンプトを公開します。

日本語が投稿されます。
以下の生成ルールを必ず守って、kintoneのフィールドコードを生成してください。
アプリIDが投稿されていない場合は、質問してから、生成してください。

## 生成ルール
1. 英検5級レベルの簡単な英単語を利用
2. `_`で接続する
3. 末尾に`_6`のようにする
  - 6の部分は、kintoneのアプリIDを挿入
4. コードブロックで回答する

## 回答例
建設業許可証:build_license_6
就業規則:work_rule_6

このプロンプトの特徴は、末尾にアプリIDを付与するという点です。

複数のアプリ間でデータを連携する際、customer_name_10customer_name_15のように、どのアプリのフィールドかが一目で分かるため、開発効率が大幅に向上します。

プロンプトの使い方

ステップ1:アプリIDを確認する

kintoneのアプリ設定画面またはURLから、アプリIDを確認します。

例:https://example.cybozu.com/k/10/ の場合、アプリIDは「10」です。

ステップ2:フィールド名を準備する

kintoneのアプリ設定画面から、フィールド名をリストアップします。

前回の記事で紹介したChrome拡張機能を使うと、ワンクリックでフィールド名を取得できるため便利です。

ステップ3:生成AIにプロンプトとフィールド名を入力する

まず、上記のプロンプトを生成AI(Claude、ChatGPT、Geminiなど)に入力します。

次に、以下の形式でアプリIDとフィールド名を入力します。

アプリID: 10

顧客名
メールアドレス
電話番号
郵便番号
住所
生年月日
会員ランク

ステップ4:結果を確認・適用する

生成AIが出力したフィールドコードを確認し、kintoneのアプリ設定画面で適用します。

前回の記事で紹介したGASプログラムを使うと、フィールドコードを自動で設定できるため便利です。

なぜアプリIDを末尾に付けるのか?

弊社では、複数アプリ間でデータを同期する仕組みを頻繁に実装します。

その際、以下のようなシーンでアプリIDが末尾に付いていると非常に便利です。

シーン1:データ連携のマッピング作業

顧客マスタ(アプリID: 10)から案件管理(アプリID: 15)へ顧客情報を連携する際、以下のようなマッピングになります。

customer_name_10 : customer_name_15
email_10 : email_15
phone_10 : phone_15

このように、どのアプリからどのアプリへデータが流れているのかが一目瞭然です。

シーン2:デバッグ作業

エラーが発生した際、ログに customer_name_15 と表示されていれば、「アプリID: 15(案件管理)の顧客名フィールドで問題が発生している」と即座に判断できます。

シーン3:生成AIを活用したマッピング自動化

弊社では、フィールドコード情報を生成AIに記憶させ、データ連携のマッピングを自動で行っています。アプリIDが付いていることで、生成AIが正確にマッピングを判断できるようになります。

プロンプトのカスタマイズ

プロジェクトの要件に応じて、プロンプトをカスタマイズすることも可能です。

カスタマイズ例1:キャメルケース形式にする

日本語が投稿されます。
以下の生成ルールを必ず守って、kintoneのフィールドコードを生成してください。

## 生成ルール
1. 英検5級レベルの簡単な英単語を利用
2. camelCase形式で記述する(先頭は小文字、以降の単語の先頭は大文字)
3. 末尾に数字でアプリIDを付ける(例:customerName10)
4. コードブロックで回答する

カスタマイズ例2:接頭辞を付ける

日本語が投稿されます。
以下の生成ルールを必ず守って、kintoneのフィールドコードを生成してください。

## 生成ルール
1. 英検5級レベルの簡単な英単語を利用
2. `_`で接続する
3. 先頭に`fld_`を付ける
4. 末尾に`_6`のようにする(6の部分はアプリID)
5. コードブロックで回答する

## 回答例
建設業許可証:fld_build_license_6

生成AIごとの特徴

Claude

  • 長文のコンテキストを理解する能力が高い

  • 大量のフィールド(100個以上)を一度に処理できる

  • 命名規則の一貫性が高い

  • プロンプトの指示を正確に守る傾向が強い

ChatGPT

  • 対話形式でフィードバックを反映しやすい

  • 「このフィールドは〜に変更して」といった修正指示に対応しやすい

  • 日本語の意味を汲み取った命名が得意

Gemini

  • Googleアカウントがあれば無料で利用可能

  • 基本的な命名には十分な精度

どの生成AIを使っても基本的には一定の品質が得られますが、大量のフィールドを処理する場合や、プロンプトのルールを厳密に守ってほしい場合はClaudeがおすすめです。

まとめ

本記事では、kintoneのフィールドコードを自動生成する生成AIプロンプトを紹介しました。

このプロンプトを活用することで、以下のメリットが得られます。

  • フィールドコード設定作業の大幅な時間短縮

  • 命名規則の統一による可読性・メンテナンス性の向上

  • アプリIDの付与により、複数アプリ間のデータ連携が容易に

  • チーム開発における認識の統一

弊社では、このプロンプトと前回紹介したChrome拡張機能を組み合わせることで、項目が数百個あるような大規模なアプリでも、5〜10分程度でフィールドコード設定が完了しています。さらに、生成したフィールドコード情報を生成AIに記憶させることで、複数アプリ間のデータ連携マッピングも自動化しており、開発効率が劇的に向上しています。

スパプラでは、kintoneをベースとした「デジプラDX」というフルカスタマイズ可能なシステム開発をパッケージ展開しています。バックエンド機能をkintoneで代替し、画面デザインや同期処理はプログラムで柔軟に構築するため、フルオーダーメイドの自社システムや管理画面をリーズナブルな価格でご提供できるプランとなっています。お気軽にお問い合わせください。

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